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【日本語訳】YinWar L’OFFICIEL Thailand 8月号インタビュー

こんにちは、ほっぺです。

今回の記事は、L'Officiel Thailandより8月28日に公開されたYinWarのインタビューの日本語訳です。内容としては、ラブメカについて、俳優という仕事に対する考え方など、過去、現在、未来について2人が語っています。

今までは動画訳をよくしていて、こういった長いインタビュー記事は大変そうなので避けてあまり訳してこなかったのですが、今回訳す中でYinWar2人の考え方や言葉遣いにより触れることができ、楽しかったです。

10月はたくさんタイ語を勉強する月にしたいので、引き続き色々訳したいなと思ってます☺️何か訳して欲しいものがあれば出来るかはまた別の話ですが笑、こそっと教えてくれたら嬉しいです。

🌷()内は質問文のみ原文にあった文章で、他の短い単語などは私が補足として書いたものです。

 

 

インタビュー原文

https://lofficielthailand.com/2022/08/cool-guy-yin-war/#

 

過去に戻って語る ”YinWar” 2人の始まり、好きなこと、そしてこれから

BY PIMPILAI BOONJONG

AUGUST 28, 2022

日本語訳:ほっぺ(@babykaemmm)

勉強中の為、誤訳がある可能性があります。ご了承ください。

 

 

Yシリーズで人気絶頂の俳優の名をリストアップする時、このカップ2人の名前が必ず挙がるだろう。Twitterトレンドで頻繁に名前を見かける、Yin Anan WongWar Wanarat Ratsameeratだ。2年前に遡ろう。「En of Love」プロジェクト内、たった3話半のみであったミニシリーズ「Love Mechanics」での彼らの演技と、ピッタリと合ったケミ、柔らかさ、そして溢れる魅力に魅了されたファン達は、長い間2人を応援してきた。直近では、彼らは新たなストーリーを加えたフルバージョンの「Love Mechanics」を再度演じることとなり、更に、初となる映画作品への出演までもを果たした。

 

ー「ผ้าผีบอก( pha phi bork)」を観たばかりですが、初となる映画出演はいかがでしたか。

War:自分の演じた映画を劇場で見るというのはまた違った感覚でした。違った面白さがありました。というのも、元々僕は映画を観るのが好きで、ドラマよりもたくさん観ます。映画の、伝えたい話が一本で完結するところが好きです。イメージが偉大に見えるし、ドラマシリーズよりも様々なディテールがあります。だから、人生で一度、自分を大きなスクリーンで見られる機会に恵まれてとても嬉しいです。

 

Yin:本作は僕の元々好きなタイプの映画でした。愉快で、分かりやすくて、面白い。この作品を観た方に楽しんでいただけたら嬉しいです。一方で、演技の観点からだと異なる部分がありました。映画で演じてみると、僕も技術が原因なのか何なのかは分かりませんが、密かに少しオーバー目にしなければなりませんでした。

 

ーオーバーな演技をした、ということですか?

War:それは恐らくこの話がコメディだったからというのもあるでしょうね。本当は、演技の基準はスクリーンの大きさによって変わります。映画のような大きなスクリーンの場合、皆一番明確に動きを見ることが出来るので普段通り演じます。コメディではなく日常生活の話の場合ですよ。でも、画面の小さなドラマやシリーズの場合はかなり大きめに演じる必要があります。舞台演技の場合は更に大きめに演じる必要があります。自分達が伝えたいことをはっきり演技で伝えなければならないからです。それぞれ制作の仕方もかなり異なり、雰囲気も異なります。制作チームは何としても場面をそのシーンとして成立させ、全シーンを完璧に、細かい部分まで完全に揃えなければなりません。ドラマシリーズのように長くないからです。人生において新しい経験となりました。

 

ー新たにフルバージョンとして作った「Love Mechanics」では再度同じ役で戻ってきましたが、いかがでしたか?

Yin:Veeをもう一度演じることができ、嬉しかったです。僕の初めて演じた役である彼とは強い結びつきがあるからです。彼が僕を様々なターニングポイントへ導いてくれました。前作は少し短すぎましたが、今回はやっとそれより長い話を受けられることになり、(役や話の)骨組みとなるヒントもより明確になったことで、自分と役との関係性が深まりました。出来る限り(Veeという役を)表現したかったので、ベストを出し切れるようにたくさんの準備をする必要がありました。体作りをしたり、演技の勉強をしたり、参考となる作品を探したり。同じシチュエーションにあり、勉強になりそうだと思うドラマシリーズを本当にたくさん見ましたよ。

 

War:正直、何か新しい経験を経たような感じです。(前作は)短編だったことで初めは僕も心残りがあったので。「こんな終わり方なの?これでもう役とはお別れなのか」と。でも、二度演じる機会を得たことで、心残りも何もない、完璧なお別れを言うことが出来ました。僕にとって初めて演じた役ではないとしても、初めてのメインキャラとして演じたこの役との結びつきは強いです。彼の気質を知れるくらいの付き合いです。既にバディであり、彼は僕の中にいて、僕を土台にして彼の振る舞いが出て来るような、そんな感じです。

 

ー評判はどうでしたか?

War:僕は嬉しかったです。本作は僕自身や制作チームも含め、とても多くの人が楽しみにしていたシリーズだと思っています。撮影、制作を終えるまでの長い期間の中でコロナもあり、配信まで時間がかかりました。初めてティザーが出た日はとても嬉しかったです。本当に(ドラマが)もうすぐ出来るよ、みんなが応援してくれてるって。

Yinはもう芸能界に約2年、War45年いますね。自身の俳優としての活動について、このシリーズの後はどのような方向へ進みたいですか?

War:良い方向です() 僕は変わらず、より良い俳優になっていきます。これまでの演技の経験を通して勉強するように努めています。僕はこの仕事をする中で得た機会を通じて、自分自身が着実に成長していると思っています。レベル上げのような感じです、何レベルまであるのかは知りませんよ。ですが、経験を積んで、更に良くなっていけるように絶えず頑張ります。そこに終わりは無いと思っています。

 

Yin:僕は自分自身のことを成長してきていると思っています。初めの頃はただ、かろうじて演じているだけのような感じで、視聴者も間違いに気付いていたと思います。でも、時間と共にモデルとしての撮影、広告の撮影、イベント出演等の仕事から経験を積みました。その経験が僕にもう1人のバージョンの僕自身を創りだしました。今までよりも多くのことを学んだんです。つまり、ドラマシリーズか映画かに関わらず、演じる前に行うワークショップの経験のようなことからも収穫があったのだと思います。毎回ワークショップに参加しなければいけない時、昔は「やらなくてもいい?面倒くさいな」と感じていました。しかし、ワークショップを終えた時には毎回何かを得ることができるんです。本当に毎回僕自身の上達に繋がるし、キャラクターをどう伸ばしていくかについても、制作チームと正確に計画を立てることができます。様々な物事を経てレベルを上げると言うように、全てがより体系的になるんです。ですが今後どうなるのかは、また先の話です。

 

ー今後はどのような役をやりたいですか?

Yin:今までのものには留まらない、新しくて変わった筋書きかもしれません。ドラマシリーズは時代と共に変わってゆくものだと思っています。流行というのはしばらくしたら去り、また新たな流行が来ます。僕個人としては、職業に関する話をひとつ演じてみたいです。実業家なのに作中には事業について一切出てこないような話ではなくて、どんなドラマがあってどんな幸せがあるのか、職業の詳細まで本当に切り込んだものが良いです。それから、美しい美術品等を使うような、制作資金のあるドラマシリーズにも挑戦したいです。

 

War:僕はこれからも演技を続けていきたいです。(以前、もう芸能界にはいたくないと話すインタビューを見ました。)いたくない訳ではありません。当時は少しあてもなくふらふらと生きてていましたが、辞めたかった訳ではないです。ただ、生きることと仕事の中間地点を探そうと頑張っていました。仕事はそれぞれ、僕が想像していた以上に多くの様々な要素から成り立っています。それは演技だけではありません。「え?これは僕で良いのだろうか?」と思うような事もあります。様々な仕事の為に僕自身も物事の見方を変える必要がありました。自分では出来るとは思っていなかったけれど出来た、という経験を与えてくれました。演技の仕事が疲れるのは事実です。でも、結果はついてきます。誰かが僕の演技を好きだということは、本当に僕の人生に対する賞です。喜びで胸がいっぱいになるし、とても嬉しいことです。変わらずこの仕事を続けたいなと思わせてくれます。

 

ーこの業界で誰をアイドル(崇拝する人)やメンター()として見ていますか?

War:僕はトム・ハンクスが好きです。フォレスト・ガンプを見ました。とても良い話で、本当に何度も見ていますし、彼の作品を全て追うきっかけになりました。彼は役選びがとても上手です。どの作品も彼が演じることで良い作品になっていて、演技面で僕は彼に惚れ込んでいます。

 

Yin:僕は多分あまりいないです。僕が見るのは主に韓国ドラマだけで、ハリウッドとは違って劇的展開のあるジャンルかもしれません。俳優よりも物語の核心を見ていることの方が多いです。でも、見ている時は誰が何に長けているのか考え、彼らから学んでいます。

 

ー一視聴者としては、このような作品に何を求めますか?

War:わくわくやドキドキといった楽しみ全部です。楽しみたいから見るんです。考察したくなるような映画だったら、人は考察に熱が入りますよね。つまり、映画は僕らに色々な任務を与えてくれるんです。僕らがどうなるかを決めるのもまた映画自体なんですけどね。

 

Yin:僕自身エンタメを楽しんでいますよ。僕は映画をすぐに楽しめるタイプです。とても良いなと思ったり、とても面白いなと思ったり。レビューを見ると「面白くない」と言う人もいますが、僕は「そこまでではないよな」と思います。少なくとも感情移入は出来ます。自分は理解しやすいものが好きなタイプだと思ったことがあります。この作品は何について語っているのか、といった話の内容を楽しむタイプなんでしょう。非難することがあるとすれば、きっとやり過ぎたCGの類に対してでしょうね。

 

War:そうそう。映画は観客をその世界に連れていってくれます。その映画がどんな方法で観客に世界観を伝えるのかによります。

 

Yin:もしくは演技がどうなのかっていうのも、制作チームの要求や台本によるものの場合もあるでしょうね。

 

ー元々俳優の仕事は初めから強い意志があったのかどうか、そしていつ頃から真剣に向き合うようになったのかを知りたいです。

 

War:初めから意思を持ってやっていた訳ではないし、当初はずっと続けるとも思っていませんでした。とても価値のある仕事だと思える機会や、どれほど面白いものなのかを知るような機会がまだ無かったからです。(ではいつから真剣に考え始めたんですか?) 真剣にですか?実は僕、真剣ではないですよ() 演技は願望を満たす仕事なんです。その上、仕事によってはお金のことを気にしないこともあります。それでもやるのはその先にある結果が知りたいからです。仕事をしている時はがっかりしたり疲れたりすることもあれば、早朝から出勤しなければならない時もあります。それでも結果を目にすると、もう次の話を演じたいと思うんです。

 

Yin:僕も初めから本気でやってた訳ではないです。確か中学生の頃、当時始まったばかりのP’Woodyの番組があったんです。番組で優秀な方々と対談しているのを友達と座って見ていて、「いつかあそこに座ってインタビュー受けてみたいよな」なんてふざけて話していました。既に物心ついた年齢でしたが、まさかこの道に進むだなんて考えてもいなかったです。今後世界がどうなるかということだけ考えていました。だから工学に考えが至りました。その中でもテクノロジーは急成長しているので、この先の人生も生き延びていけるように、特に絶えず進化しているコンピューターの知識を得たいと思ったんです。でも在学中に演技の道に来ないかと声をかけてくれた人がいて。今でも毎日、頭の中で論争を繰り広げています。「今有名な人たちは皆、本当に俳優になりたかったのかな?それともただ有名になりたかったのか?俳優というだけなら、名は知られていない人もたくさんいて、様々な仕事で演じている。この場合も俳優と呼ぶのだろうか?どんな役でも演じたいという人たち。そして僕のやっていることは俳優と呼ぶのだろうか?」と。

 

ー何の為に演技をするのか、自身に問いかけたことはありますか?

 

War:それについては、どうして僕は良くできた映画が好きなのか、どうしてそんなに映画に夢中になるのか、どうしてそうなるのか、という部分に戻ってきます。そして作品には僕たちを何か楽しませるという任務があります。ですから、僕が何の為に(演技を)しているのかというと、みんなの為です。作品の価値を理解している、僕を含む観客みんなの為。そしてこの仕事に全力を尽くします。僕自身、芸術が好きでデザインを学びました。デザインを学んだのにこの道に進んで良いのか?と考えたこともあります。でも最終的には学んだことが役に立ちました。キャラクターをデザインしたんです。デザインを分析する工程で、問題解決やマインドマップといった先生から教わったことを応用し、キャラクターを完成させました。好きなことから得た知識が役に立ちました。

 

2人の子どもの頃の夢はどんなものでしたか?

 

Yin:実は僕、旅人になりたかったんですよ。小学3年生の頃に英語で書かれた本に出会うまでは職業について考えたことはなかったのですが、エンジニア、教師などの職業の種類が載っている中に旅人という言葉があったんです。これは何だろう?職業なのか?と不思議に思いましたが、多分出来るでしょうね。旅をしてVlogを撮るんです。本当に職業として成り立ちます。僕らのいる世界には、全て見て回りきれないほど本当にたくさんの綺麗な場所があると思っているので、僕自身もよく旅行します。人生はあっという間です。生まれ変わりは信じていないのですが、せっかく生まれてきたからにはたくさん見尽くさないとですね。

 

War:星を見るのが好きなので、天文学者になりたかったです。あれもなりたいな、これもなりたいなって感じで。考古学者になりたかったです。恐竜の化石を掘りたかったんです。僕は、人は何から生まれてきたのか、動物はどこから来たのか、世界は何から出来たのかとか、とりとめのない疑問を持つことが多いタイプです。現在も未だに答えは見つかっていませんが、そこが研究することや天文学者であることの魅力です。でも、高校で数学や科学を深く学んでみて、「それとも僕ってただ星を見たり宇宙の美しさが好きなだけなのか?」と疑問に思い、当時絵を描くことも好きだったので、中間をとって建築を学ぶことにしました。

 

ー今日のように真夜中まで仕事をする以外では、普段はよく何をしていますか?

 

Yin:習慣にしたくてよく運動をしているのですが、こういう仕事だとかなり難しいです。1日運動できたとしてもその後3日運動しなかったら毎回初めからになるので意味がないんです。なので今は毎日運動ができるようにしたいです。それから、もし本当に時間があれば地方を旅行したり、映画を見たり、曲を聴いたり、犬と一緒に過ごしたり、家族を食事に連れて行ったりしたいです。それだけでもう幸せです。

 

War:もし本当に時間があれば旅行したいです。自然に行きたいです。今はどこにも行けていないので。座って何か考え事をしたり、YouTubeを見たり、楽器をひたすら演奏したり、絵を描いたりしたいです。長らく味わっていないひとときです。

 

ーお2人にとって、生きることの原動力(Passion)は大切ですか?

 

War:実際、原動力は様々な場面で必要です。無くても過ごせますが、何のためにしているのか、何故生まれてきたのかを理解することはできません。原動力はあるべきものですが、ありすぎてうっかり一方に偏り過ぎてしまっても良くないので、釣り合いの取れた状態を探るべきです。自分でコントロール出来ないことに備える必要があります。というのも、時には目指した通りにはいかなかったとしても、やったことに幸せがある場合もあるかもしれません。

 

Yin:大切だと思います。必須です。何か一つのことを行うとしてそれが何の為に行うのか分からなかったら、やろうと起き上がる力が出ません。でも、原動力がないからできないって意味ではないですよ。色々な場合がありますし、必ずしなくてはいけないことだってあります。例えば、家族や病気の両親の面倒を見るためにしなければならない場合もあります。しかし、何かを成功させたり幸せになりたいなら、必要なことだと思います。最後は自分が幸せなのかどうかです。

 

ー最後に、相手のどんなところがクール(cool)だと思いますか?

 

War:Yinにはクールなところがありますよ。色んな振る舞いがかっこいいんです。歩いている時、泳いでいる時、車の運転中、射撃をしている時。または真剣だったりストレスに感じていたりする時の顔でさえ、怖いと思う人もいるかもしれませんが、僕はそういう時の彼はかっこいいと思います。

 

Yin:僕は、かっこよさは人によって異なると思っています。P’Warだったら、好きなことに囲まれている時にありのままの彼が出ます。楽器を演奏している時もその一つです。彼はピアノを何時間も弾けます。また、絵を描いている時の彼は止まりません。自分の好きなことに一生懸命になっている時はかっこよく見えます。

 

 

所々意味の分かりにくい文章がありますが、理解して変えたくなったらまた訂正します。なんとか訳を全文載せることができ安心しました。

ではまた、次の記事でお会いしましょう。

 

撮影時の動画 (l'officiel Thailand IGより)

www.instagram.com